トップ RSS ログイン

雲解像モデル(CReSS)による2007年7月15日の再現実験

雲解像モデルCReSSで2007年7月15日2:30JST(日本標準時)に
千葉県匝瑳(そうさ)市に突風被害をもたらした事例について
2007年7月15時0JSTのMSMの結果を初期値として再現実験を行った。
1:30JSTから2 JSTにかけて、北東から南西に走向を持つ
線状降水システムが再現され、3 JSTまでに急激に発達し、
雨混合比が3 g/kg以上に達した。降水システムの
進行方向後方の南西端に次々と新しい降水域が発生し、
強い降水をもたらした。このため、強い降水域の移動が
線状降水システムに比べて遅くなり、集中的な降水をもたらした
と考えられる。

数値実験の概要

オプション等 設定
格子数 240*240*70
格子分解能 1 km *1 km * 250 m
初期値 2007年7月15日0 JSTのMSMから作成
初期海面温度 2007年7月15日のJMA-NEAR-GOOS RRTDBの海面温度
地形 GTOPO30から作成(格子解像度1 km)
積分時間 4時間
タイムステップ 2秒
側面境界 放射境界+MSMに強制
地表面過程 地表面の放射収支から地温の予測。
雲・降水過程 2モーメントバルク法(水蒸気、雲水、雨、雲氷、雪、霰)
乱流過程 1.5次クロージャーモデル
レーダ同化 なし

高度735 mにおける雨混合比と風の分布

(上から02:00, 2:30, 3:00 JSTの分布を示す)

高度735 mにおける温位と雨混合比(青実線)と風の分布

(上から02:00, 2:30, 3:00 JSTの分布を示す)

高度735 mにおける相対湿度と雨混合比(実線)と風の分布

(上から02:00, 2:30, 3:00 JSTの分布を示す)