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大型降雨実験での主な研究成果

1.斜面崩壊発生時刻の予知

  • 地すべりや斜面崩壊の発生時刻を,移動速度の逆数から予測する手法を開発した

sushiki
斜面の崩壊はなんの前兆もなく突然に起こるわけではない。崩壊が発生するかなり前から斜面はゆっくりと移動を始め、次第に移動速度が速くなった後、最終的に崩壊する性質がある。この時の『移動速度の逆数』と『崩壊までの残り時間』はほぼ反比例する。

このことは、『移動速度の逆数』の時間変化を順次プロットしていくと右下がりになり、崩壊時刻で時間軸と交わる(ゼロになる)曲線(ほぼ直線)が得られることを示す。

したがって、途中段階で、逆数曲線を伸ばして時間軸と交わる時刻を求めることにより、崩壊時刻を容易に予測できる。 
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2.地すべり土塊の運動特性と到達距離予測

  • 降雨実験により崩壊時の土塊の運動特性を明らかにした
  • 勾配が緩やかな斜面の崩壊ほど遠くまで流下する

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3.斜面崩壊の危険度予測

  • 斜面土層の変位状況・ひずみから斜面の危険度を判定する手法を開発した
  • 変位量が推定崩壊斜面長の0.006〜0.02倍になると崩壊を生じる
  • 斜面規模が大きいほど崩壊発生までの変位量は大きい

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