トップ RSS ログイン

連携大学院に関するQ&A

防災科学技術研究所で修士や博士をとることはできますか?

はい。防災科学技術研究所は筑波大学との間で連携大学院を行っており、水・土砂防災研究ユニットの職員が教員として大学院生を指導しています。

連携大学院に入学するには、どうすればよいですか?

まず、筑波大学大学院・生命環境科学研究科・地球科学専攻・陸域水循環システム分野の入学試験を受けていただきます。博士前期(修士)課程の入学試験は8月と2月に、博士後期課程の入学試験は2月に行われています。

入学試験の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/index.html

また、毎年5月に、筑波大学で、学外の方も参加可能な専攻説明会を行っています。ご興味のある方は、ぜひお越し下さい(説明会についても上記URLに書かれています)。

入試問題の過去問を入手することはできますか?

筑波大学のホームページで公開しています。以下のURLをご参照ください。
http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/exam.html

社会人ですが、博士をとることはできますか?

はい。社会人の方には、とくに博士後期課程として、学位の取得のサポートにも力を入れています。
(詳細については作成中)

学部の3年生ですが、卒業研究を行うことはできますか?

はい。学部生の場合は研究生という形で受け入れています。所属する大学の先生から申請書を提出していただきます。所属する大学の担当教員に相談してみて下さい。これまでにも、4年生として卒業研究を行った学生やそのまま継続して修士課程に進学した学生もいます。

連携大学院のメリットとデメリットを教えて下さい。

最大のメリットは、研究所のもつユニークな研究施設や最新の数値モデルなどを利用して最先端の研究ができることです。

防災科学技術研究所には、日本で初めて製作された哨丱鵐疋泪襯船僖薀瓠璽織譟璽澄複唯丱譟璽澄砲あり、それを活用した研究を行うことができます。MPレーダについては、その利活用について民間気象会社、鉄道会社、地方自治体等と共同研究を実施しており、希望があればより社会に密接した研究を行うこともできます。

MPレーダの詳細については、以下のURLを参考にしてください。
http://www.bosai.go.jp/kiban/radar/page_1.htm

気象とレーダーに関する具体的なテーマについては、以下の担当教員のURLも参考にしてください。
担当教員:三隅 良平、出世 ゆかり

また、筑波大学・生命環境系には、海洋を専門とした研究室がありませんが、防災科学技術研究所では、海洋に関わる様々な現象の基礎的なメカニズムの研究から海洋に関わる災害(台風や高潮など)の現実的な予測、さらには、海洋生態系(サンゴやウミショウブなど)と物理環境場の関係の解明など、海洋に関わる様々な研究を行うことができます。

海洋に関する研究の具体的なテーマについては、以下の担当教員のURLも参考にしてください。
担当教員:下川 信也

デメリットがあるとすれば、大学から少し離れた場所にあることでしょうか。とはいっても防災科学技術研究所は筑波大学から自転車で15分の距離にあり、大学にも連携大学院生用の机がありますので、それほど違和感は無いと思います。

講義はありますか?

あります。博士前期(修士)課程の大学院生は、筑波大学で講義を受けて所定の単位を取得する必要があります。研究所と筑波大学は自転車で15分の距離にありますので、1日に数回往復することは可能です。

講義以外の時間は研究所で研究をしてもらいます。他に、週1回の論文ゼミや研究発表練習などを研究所で行っています。

大学院生の部屋はありますか?

あります。研究所内に専用の机とPCを用意しています。

大学院生部屋の様子

担当教員を教えて下さい。

教授   三隅 良平 (雲物理学、気象災害)
教授   下川 信也 (海洋物理学、沿岸災害、海洋生態系)
准教授  出世 ゆかり (レーダー気象学)

連携大学院について関心がある方はお気軽にコンタクトして下さい。また教員以外の研究員からも様々なアドバイスを得ることができます。

研究所の職員は本業で忙しいと思いますが、きちんと指導してくれるのでしょうか?

はい。本業が忙しいのは確かですが、大学院生は将来を担う貴重な人材ですので、院生の指導はスケジュール最優先で行っています。

研究テーマを教えてください。

MPレーダと海洋に関するテーマを軸に、社会に役立つことを見据えた研究テーマを設定しています。例えば

気象またはMPレーダに関するテーマ

(1)Xバンドレーダネットワークを活用した集中豪雨の事例解析・数値シミュレーション
 防災科学技術研究所では、全国のXバンドMPレーダのデータをリアルタイムで処理しており、様々な気象災害時のデータが得られています。しかしそれを解析する人員が不足しており、ぜひ大学院生の皆様に取り組んでいただきたいと思います。集中豪雨のメカニズムは未解明な点が多く、1つ1つの事例解析をしっかりと積み上げていくことが、予測精度の向上のため必要な取り組みです。

(2)積乱雲の発生機構の解明
 通常の気象レーダは雨粒の散乱を観測しています。このため、積乱雲が雨を作る前の挙動を観測することができません。防災科学技術研究所では波長の短いKaバンドレーダを活用し、従来のレーダで見えなかった小さな雲粒を捉えられる研究をしています。積乱雲の早期予測はもちろん、積乱雲の構造や挙動について全く新しい知見が得られる可能性があります。

(3)ゲリラ豪雨の予測
 ゲリラ豪雨とは気象学的にはメソγスケールの現象で、空間スケールが小さく寿命も短いので、その予測は極めて困難です。レーダや数値モデルを駆使して予測にチャレンジしませんか。

(4)降雪機構の研究
 雪の粒子は形状が複雑で、レーダからその量を求めることも難しく、また数値モデルに正しく組み込むことも困難です。特に雪と雨が混じっている霙は、レーダもシミュレーションもほとんどお手上げ状態です。長岡にある雪氷防災研究センターと協力して、降雪の実態を観測し、レーダや数値予報への応用を検討しましょう。雪が好きな人向けです。

(5)MPレーダを用いた降雹検出技術の開発
 雹は発達した積乱雲に伴い局所的、突発的に発生し、雷や竜巻の発生とも密接に関わっています。雹を地上の観測網で捉えることは非常に難しいた め、MPレーダーによる雹の検出技術の高度化が期待されています。

(6)積乱雲発生初期の時間発展に関する観測的研究
(作成中)

(7)局地的なシビアウェザーの実態とメカニズムの解明
 数多く発生する積乱雲のうち、一部の積乱雲のみが非常に発達し、雹、雷、大雨、竜巻などのシビアウェザーをもたらす過程には未解明な点が多く残 されています。MPレーダーで得られる積乱雲内の気流や降水粒子の情報を駆使し、積乱雲の構造や発達メカニズムの研究をしてみませんか。

海洋に関するテーマ

(8)最新数値モデルによる可能最大台風による高潮・浸水の予測
(作成中)
(9)西表島等における数値モデル改良のための海洋・気象観測
(作成中)
(10)西表島における海洋生態系と物理環境場の関係の解明
(作成中)
(11)気候・海洋系の非線形・非平衡現象のメカニズムの解明
(作成中)

など。他にやりたいテーマがあり、防災科研で実施可能であれば、それでも結構です。

iriomote.jpg
西表島での調査観測の様子

卒業生の就職状況を教えてください。

民間気象会社、ソフトウエア関係、機械メーカー、地方自治体などです。防災科学技術研究所で最先端の気象レーダを取り扱った経験や、大量のレーダデータを処理するプログラムを作成した経験などが生かされているようです。