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2008年2月12日4台のレーダにより捉えられた寒冷前線の通過

2008年2月12日の午後(日本標準時)に関東地方上空を寒冷前線が通過しました.防災科研の2台のマルチパラメータ(MP)レーダと,中央大学と防衛大学校のドップラーレーダは同期観測を行っており,この前線の通過を捉えることができました.

下のアニメーションは2008年2月12日14〜18時(日本標準時)の間に神奈川県海老名市と千葉県木更津市に設置されている防災科研のMPレーダ(木更津レーダは試験運用中),東京都文京区の中央大学ドップラーレーダ,神奈川県横須賀市の防衛大学校ドップラーレーダ(図中赤丸で位置を示す)の4台同時観測により求められた高度1 km における風向・風速の時間変化を示しています.矢羽根の短棒は 1 m/s,長棒は 2 m/s,旗は10 m/s の風速を表しており,また,カラースケールも風速を示しています.14時頃の関東南部では西南西の風が卓越していましたが,時間の経過と共に北西の方角から北北西風の領域が広がり,17時過ぎにはほぼ北北西の風に変化する様子が見られます.


本研究は平成19年度科学技術振興調整費「竜巻等の実態および発生予測と対策(研究代表者:田村幸雄,東京工芸大学教授)」によりサポートされています.また,本研究は防災科学技術研究所の研究プロジェクト「MPレーダを用いた土砂災害・風水害の発生予測に関する研究」の一部です.