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2014年台風第19号と類似する経路の台風について

概要

 2014年10月9日午後9時頃、マーシャル諸島付近で熱帯低気圧から発達した台風第19号は、発達しながらゆっくりと西北西に進み、7日午後9時には猛烈な台風となりました。9日以降は進路を北向きに変え、10日午前3時には非常に強い台風となりました。10日午前9時現在、中心気圧920hPa、中心付近の最大風速50m/sで、沖縄県の南海上を10km/hの速さで北上しています。12日には沖縄地方から奄美地方に進み、13〜14日には西・東日本の太平洋側に接近、または上陸するおそれがあります。

 私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*の接近台風表示機能を使用して、台風第19号と類似する経路を持つ過去に台風災害をもたらした台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html )

 接近台風表示では、現在の台風の位置と、1.5度以上(または3度以上)離れた前の位置との2点付近を通過した、過去に被害をもたらした台風について、経路を表示することができます。現在の台風の経路に類似した、どのような台風があったかを知ることができます。
<接近台風表示の下の画面にエラーが表示される場合は、上の画面の接近台風表示ボタンをクリックしてください>

台風第19号と経路の類似する過去の台風経路

 図は10日午前9時の台風第19号と類似経路を持つ台風の経路を示しています。
 類似経路を持つ台風は、現在の台風の位置が更新されるたびに更新されます。台風の位置が移動すると、表示される類似経路の台風も変化します。
 類似経路を持つ台風の中で、日本の太平洋側を通過し東に進行した台風として、1969年台風第9号、2007年台風第4号があります。
 1969年台風第9号は、8月に発生し、鹿児島県西部に上陸、宮崎県から高知県南部、紀伊半島、愛知県から長野県南部、関東北部を通過し、北上して岩手県で温帯低気圧に変わりました。死者・行方不明者7人、負傷者220人の被害がありました(気象要覧、1969)。
 2007年台風第4号は、7月に発生し、鹿児島県大隅半島に上陸、四国から本州の太平洋沿岸を進んだ台風です。上陸時の中心気圧が945hPaで非常に強く、沖縄地方から東北南部にかけて、土砂災害、浸水害、住家損壊が発生し、大雨で増水した河川への転落などにより、死者・行方不明者7人、負傷者79人の被害がありました(消防庁、2007)。この台風の状況は気象庁のウェブページ(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/saigaiji/saigaiji_200702.pdf )でも紹介されています。

図