本件に関する連絡先
水・土砂防災研究ユニット 三隅
アウトリーチグループ担当者 菊地・三好(029-863-7784)
概要
平成27年9月関東・東北豪雨に伴う常総市における浸水深の分布を、洪水痕跡に基づき80箇所について調査したので、調査結果のデータを公表する。
調査実施日および担当者
2015年9月19日
三隅 良平・栢原 孝浩・若月 強・平野 洪賓・酒井 将也・池永 隆博(水・土砂防災研究ユニット)、蚘 優子(アウトリーチグループ)
測定方法
洪水痕跡に基づき、最大浸水深を巻尺で測定した。なお浸水深は道路面からの高さとし、浸水痕跡の残る構造物が道路から離れている場合、巻尺の測定値に、道路面から構造物の基礎までの高さを加えている。なお、地面状態等により痕跡の近くまでアクセスできなかった場合は、レーザー距離計(Laser Technology製トゥルーパルス360)を用いて道路面からの浸水深を測定した。
また近隣住民からの証言が得られた場合は、証言に基づき測定値を修正した。
測定地点の緯度経度はGPSを用いて現地で測定した。用いたGPSの機種は以下の通りである。
- GARMIN eTrex Vista HCx
- GARMIN eTrex 30J
- オリンパス製 STYLUS TG-2(Google Earthで補正)
- オリンパス製 STYLUS TG-3(Google Earthで補正)
測定範囲
茨城県常総市内、南北は関東鉄道宗道駅〜水海道駅の間、東西は鬼怒川と小貝川の間、計80箇所
調査地点の分布(黒丸)。背景地図は「地理院地図」(http://maps.gsi.go.jp/)を利用した。
測定結果
以下をクリックしてファイルをダウンロードして下さい(CSVファイル、3KB)
↓
sinsui_nied.csv(925)
データは整理番号、緯度、経度、浸水深(m)、標高(m)の順に書かれている。標高は国土地理院・基盤地図情報(数値標高モデル)5mメッシュ(標高)に基づく。なおデータは速報値につき、値が修正されることがあります。
空撮画像等との重ね合わせ
http://map03.ecom-plat.jp/map/map/?cid=20&gid=524&mid=2609
データの利用について
- データの利用に当たり、得られた結果に対して防災科学技術研究所および担当者は一切の責任を負いません。
- 論文、報告書等で使用した場合には、「防災科学技術研究所による浸水深測定値を利用した」旨明記して下さい。
- データは道路面からの浸水深であり、住宅における浸水深を意味するものではありません。