国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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静岡県賀茂郡松崎町大澤の表層崩壊

静岡県賀茂郡松崎町大澤は、松崎町の中央に位置し、東北東側に大野山(557m)、南東側に婆娑羅山(608m)があり、表層崩壊は県道15号線の小学校の裏の南西傾斜の斜面で発生した。この調査地域の地層は、凝灰質砂岩類が分布している。

表層崩壊の発生場所

osawa.to.jpg

松崎町大澤周辺の地質図

osawa.go.jpg

表層崩壊現場の状況

短時間の集中豪雨によって、民家の背後の崖に表層崩壊が発生し、民家の一部を破壊した.
崩壊地の上部三分の一は段々畑となっており、普段より水を溜めやすい環境であったと考えられる。
発生時刻は6月29日午後3時30分から4時。土層は粘土質である。

080709070.JPG

matuzaki.j.jpg

崩壊面の土層の粒度分析結果
080709_松崎町大沢(崩土).JPG
粘土(〜8φ)23.4 %、シルト(8〜4φ) 24.2 %、砂(4〜-1φ)37.3 %、礫(-1φ〜)15.1 %


2008年6月23日・29日大雨被害調査