国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
トップ 一覧 検索 ヘルプ RSS ログイン

平成29年台風第5号と類似した経路の過去の台風

更新履歴

  • 平成29年8月3日 初版
  • 平成29年8月4日 2版
  • 平成29年8月4日 3版
  • 平成29年8月5日 4版
  • 平成29年8月5日 5版
  • 平成29年8月6日 6版
  • 平成29年8月6日 7版
  • 平成29年8月7日 8版

連絡先 

  • 水土砂防災研究部門 栢原・飯塚
  • 広報課担当者 菊地・三好(029-863-7784)

 平成29年8月7日11時 更新情報

概要

8月7日現在、台風第5号は四国沖に位置し、今後近畿・東海地方へ向かうことが予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1989年台風第17号、1998年台風第7号、2003年台風第10号、2004年台風第21号、2004年台風第23号がありました。

  • 8917:1989年台風第17号x、9807:1998年台風第7号、0310:2003年台風第10号、0421:2004年台風第21号、0423:2004年台風第23号
  • 上陸時の気圧 1989年台風第17号:975hPa(高知県)、1998年台風第7号:960hPa(和歌山県)、2003年台風第10号:950hPa(高知県)、2004年台風第21号:970hPa(鹿児島県)、2004年台風第23号:955hPa(高知県)

2004年台風第23号

9月20日に高知県土佐清水市付近に上陸して高知県沿岸を進み、室戸市付近に再上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。大雨は、兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。この台風により、死者・行方不明91人、負傷者326人、全壊130棟、半壊257棟、一部損壊1060棟、床上浸水16474棟、床下浸水25368棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


2004年台風第21号

9月29日に暴風域を伴って鹿児島県に上陸した台風は、その後、高知県,徳島県を横断し、大阪市付近に再上陸した。台風は各地に大雨をもたらし、崖崩れ,土石流,土砂崩れなどが発生。また河川の増水などによる浸水害が三重県,愛媛県,兵庫県を中心に発生した。この台風により、死者・行方不明28人、負傷者89人、全壊30棟、半壊35棟、一部損壊85棟、床上浸水3822棟、床下浸水6156棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月8日に強い勢力を保ったまま高知県室戸市付近に上陸した後、兵庫県西宮市付近に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。この台風により、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧、消防庁調べ)。

72時間積算雨量


1998年台風第7号

9月22日に和歌山県御坊市付近に上陸し、近畿地方を通って富山湾へ進み、中型でなみの強さの勢力で山形県の鶴岡付近に再上陸した。この台風により、死者・行方不明18人、負傷者569人、全壊85棟、半壊771棟、一部破損20276棟、床上浸水1565棟、床下浸水7113棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


1989年台風第17号

8月27日に室戸市付近に上陸し、四国、近畿、北陸、東北地方、北海道を通過した。この台風により、死者6人、負傷者13人、全壊1棟、半壊・一部破損39棟、床上浸水398棟、床下浸水2075棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量



 平成29年8月6日17時 更新情報

概要

8月6日現在、台風第5号は鹿児島県大隅半島の東に位置し、今後四国・近畿地方へ向かうことが予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年より前では1961年台風18号(第二室戸台風)、1966年台風24号、1975年台風6号、1979年台風16号、1979年台風20号がありました。

  • 8719:1987年台風第19号、8917:1989年台風第17号、9019:1990年台風台19号、9807:1998年台風第7号、0310:2003年台風第10号
  • 上陸時の気圧 1961年台風第18号:925hPa(高知県)、1966年台風第24号:988hPa(高知県)、1975年台風第6号:970hPa(兵庫県)、1979年台風第19号:955hPa(高知県)、1979年台風第20号:965hPa(和歌山県)

1980年以降では1987年台風19号、1989年台風第17号、1990年台風第19号、1998年台風第7号、2003年台風第10号がありました。

  • 8719:1987年台風第19号、8917:1989年台風第17号、9019:1990年台風台19号、9807:1998年台風第7号、0310:2003年台風第10号
  • 上陸時の気圧 1987年台風第19号:965hPa(高知県)、1989年台風第17号:975hPa(高知県)、1990年台風第19号:940hPa(和歌山県)、1998年台風第7号:960hPa(和歌山県)、2003年台風第10号:950hPa(高知県)

2003年台風第10号

8月8日に強い勢力を保ったまま高知県室戸市付近に上陸した後、兵庫県西宮市付近に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。この台風により、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧、消防庁調べ)。

72時間積算雨量


1998年台風第7号

9月22日に和歌山県御坊市付近に上陸し、近畿地方を通って富山湾へ進み、中型でなみの強さの勢力で山形県の鶴岡付近に再上陸した。この台風により、死者・行方不明18人、負傷者569人、全壊85棟、半壊771棟、一部破損20276棟、床上浸水1565棟、床下浸水7113棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


1990年台風第19号

9月19日に大型で強い勢力を保って和歌山県白浜町の南に上陸し、その後は本州を縦断した。この台風により、死者40人、負傷者131人、全壊・流失175棟、半壊・一部破損16366棟、床上浸水7238棟、床下浸水10945棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


1989年台風第17号

8月27日に室戸市付近に上陸し、四国、近畿、北陸、東北地方、北海道を通過した。この台風により、死者6人、負傷者13人、全壊1棟、半壊・一部破損39棟、床上浸水398棟、床下浸水2075棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


1987年台風第19号

10月17日に高知県室戸市付近に上陸し,四国東部を通って兵庫県を通過し、日本海に進んだ。この台風により、死者・行方不明9人、負傷者17人、全壊・流失26棟、半壊・一部破損190棟、床上浸水4327棟、床下浸水19717棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量



 平成29年8月6日11時 更新情報

概要

8月6日現在、台風第5号は九州の南に位置し、今後西日本へ向かうことが予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1993年台風13号、1997年台風第19号、1998年台風第10号、2003年台風第4号、2004年台風第6号がありました。


  • 9313:1993年台風第13号、9719:1997年台風第19号、9810:1998年台風第10号、0304:2003年台風台4号、0406:2004年台風第6号
  • 上陸時の気圧 1993年台風第13号:930hPa(鹿児島県)、1997年台風第19号:960hPa(鹿児島県)、1998年台風第10号:975hPa(鹿児島県)、2003年台風第4号:985hPa(愛媛県)、2004年台風第6号:965hPa(高知県)


1993年台風第13号

9月3日に大型で非常に強い勢力で中心が薩摩半島南部に上陸した。九州南部を縦断し、中型で強い勢力で愛媛県八幡浜市付近に再上陸した。さらに4日には同じ勢力で広島県福山市付近に再上陸、中国地方を横断後、山陰沖へ進んだ。この台風により、死者・行方不明48人、負傷者266人、全壊285棟、半壊一部損壊1607棟、床上浸水1909棟、床下浸水8538棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量



1997年台風第19号

大型で非常に強い勢力で小笠原諸島の南海上を北西へ進み、9月13日夜から14日の朝にかけて南大東島の東海上を北西へ進んだ。台風は奄美諸島の近海でゆっくりとした速度で北寄りに向きを変えて北上し、16日8時過ぎ、大型で強い勢力で鹿児島県枕崎市付近に上陸した。台風は次第に速度を上げて九州を縦断して瀬戸内海に進み、17日午前0時ころ中型で弱い勢力で岡山県倉敷市付近に再上陸した。17日早朝には若狭湾に進み、6時に温帯低気圧に変わって北東に進んだ。その後、この温帯低気圧は18日朝にかけて能登半島、津軽半島、北海道南部を通過した。この台風により、死者12人、負傷者25人、全壊23棟、半壊19棟、一部破損174棟、床上浸水3546棟、床下浸水12470棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量



1998年台風第10号

10月17日に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州南部から日向灘へ進み、高知県宿毛市付近に再上陸し、四国を通過した。その後、中国地方東部を通過し、日本海へ進んだ。この台風により、死者・行方不明15人、負傷者65人、全壊36棟、半壊31棟、一部損壊588棟、床上浸水3432棟、床下浸水8998棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量



2003年台風第4号

5月30日に種子島の南東を通過し、31日に愛媛県宇和島市付近に上陸した。

72時間積算雨量



2004年台風第6号

6月21日に強い勢力のまま高知県室戸市付近に上陸し、兵庫県明石市付近や京都府舞鶴市付近を通って日本海へ進んだ。18日から22日にかけての総降水量は、三重県、高知県、徳島県で400mmを超え、九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300mmを超えた所があった。
この台風により、死者・行方不明5人、負傷者117人、全壊1棟、半壊5棟、一部損壊168棟、床上浸水4棟、床下浸水45棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧、消防庁調べ)。

72時間積算雨量




 平成29年8月5日18時 更新情報

概要

8月5日現在、台風第5号は屋久島周辺を移動し、今後西日本への上陸が予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1993年台風13号、1998年台風第10号、2003年台風第4号、2004年台風第6号、2014年台風第11号がありました。



  • 9313:1993年台風第13号、9810:1998年台風第10号、、0304:2003年台風台4号、0406:2004年台風第6号、1411:2014年台風第11号
  • 上陸時の気圧 1993年台風第13号:930hPa(鹿児島県)、1998年台風第10号:975hPa(鹿児島県)、2003年台風第4号:985hPa(愛媛県)、2004年台風第6号:965hPa(高知県)、2014年台風第11号:965hPa(高知県)


1993年台風第13号

9月3日に大型で非常に強い勢力で中心が薩摩半島南部に上陸した。九州南部を縦断し、中型で強い勢力で愛媛県八幡浜市付近に再上陸した。さらに4日には同じ勢力で広島県福山市付近に再上陸、中国地方を横断後、山陰沖へ進んだ。この台風により、死者・行方不明48人、負傷者266人、全壊285棟、半壊一部損壊1607棟、床上浸水1909棟、床下浸水8538棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


1998年台風第10号

10月17日に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州南部から日向灘へ進み、高知県宿毛市付近に再上陸し、四国を通過した。その後、中国地方東部を通過し、日本海へ進んだ。この台風により、死者・行方不明15人、負傷者65人、全壊36棟、半壊31棟、一部損壊588棟、床上浸水3432棟、床下浸水8998棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

72時間積算雨量


2003年台風第4号

5月30日に種子島の南東を通過し、31日に愛媛県宇和島市付近に上陸した。

72時間積算雨量


2004年台風第6号

6月21日に強い勢力のまま高知県室戸市付近に上陸し、兵庫県明石市付近や京都府舞鶴市付近を通って日本海へ進んだ。18日から22日にかけての総降水量は、三重県、高知県、徳島県で400mmを超え、九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300mmを超えた所があった。
この台風により、死者・行方不明5人、負傷者117人、全壊1棟、半壊5棟、一部損壊168棟、床上浸水4棟、床下浸水45棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧、消防庁調べ)。

72時間積算雨量


2014年台風第11号

8月8日に奄美地方を北に、9日には九州の南東海上を北北東に進み、10日に高知県安芸市付近に上陸した。その後、四国を縦断し,岡山県や兵庫県などを通過して日本海側に抜けた。この台風とその後の台風第12号により、死者・行方不明6人、負傷者92人、全壊14棟、半壊162棟、一部損壊857棟、床上浸水1648棟、床下浸水5163棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧、消防庁調べ)。

72時間積算雨量



 平成29年8月5日10時 更新情報

概要

8月5日現在、台風第5号は奄美大島周辺を移動し、今後九州方面への上陸が予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2005年台風第14号、2004年台風第16号、1998年台風第10号、1995年台風14号がありました。


  • 0514:2005年台風第14号、0416:2004年台風第16号、9810:1998年台風第10号、9514:1995年台風第14号
  • 上陸時の気圧 2005年台風第14号:960hPa(長崎県)、2004年台風第16号:950hPa(鹿児島県)、1998年台風第10号:975hPa(鹿児島県)、1995年台風第14号:975hPa(鹿児島県)


2005年台風第14号

9月5日10時に名瀬市の東南東約110kmの位置にあり、その後九州南部の西海上を北上し、6日14時過ぎに長崎県諫早市に上陸した。九州北部を通過して、山陰沖に抜け、日本海を北東に進んだ。この台風はゆっくりと九州西方海域を進んだため、九州各地では大雨となり、宮崎県・大分県を中心とする九州地方では土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生した。この台風により、死者・行方不明29人、負傷者175人、全壊883棟、半壊1949棟、一部破損2792棟、床上浸水9333棟、床下浸水12499棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


2004年台風第16号

鹿児島県串木野市付近に大型で強い勢力で九州を縦断し、山口県防府市付近に再上陸した後、中国地方から能登沖を、速度を速めながら強い勢力のまま北東に進んだ。8月27日から31日にかけての総雨量は、西日本の太平洋側で500mmを越え、台風上陸・接近に伴い各地で暴風となり被害をもたらした。また30日夜には、台風接近と大潮期間の満潮とが重なり、高松港,宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測した。瀬戸内海沿岸では広い範囲にわたって浸水被害が発生した。この台風により、死者・行方不明16人、負傷者273人、全壊18棟、半壊74棟、一部損壊2862棟、床上浸水15971棟、床下浸水28964棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



1998年台風第10号

10月17日に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州南部から日向灘へ進み、高知県宿毛市付近に再上陸し、四国を通過した。その後、中国地方東部を通過し、日本海へ進んだ。この台風により、死者・行方不明15人、負傷者65人、全壊36棟、半壊31棟、一部損壊588棟、床上浸水3432棟、床下浸水8998棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



1995年台風第14号

9月24日に強い勢力で中心が鹿児島県川内市付近に上陸した。台風は九州を横断し、山口県に再上陸した後、日本海を北東に進んだ。この台風により、死者1人、負傷者13人、全壊3棟、半壊・一部損壊118棟、床上浸水105棟、床下浸水1643棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



※台風災害データベースの類似台風とは異なる手法で台風を検出しています。
※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTを利用しています。



 平成29年8月4日17時 更新情報

概要

8月4日現在、台風第5号は奄美大島周辺を移動し、今後九州方面への上陸が予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2005年台風第14号、2004年台風第16号、1997年台風第19号、1982年台風13号、1980年台風13号がありました。


  • 0514:2005年台風第14号、0416:2004年台風第16号、9719:1997年台風第19号、8213:1982年台風第13号、8013:1980年台風第13号
  • 上陸時の気圧 2005年台風第14号:960hPa(長崎県)、2004年台風第16号:950hPa(鹿児島県)、1997年台風第19号:960hPa(鹿児島県)、1982年台風第13号:955hPa(宮崎県)、1980年台風第13号:965hPa(鹿児島県)


2005年台風第14号

9月5日10時に名瀬市の東南東約110kmの位置にあり、その後九州南部の西海上を北上し、6日14時過ぎに長崎県諫早市に上陸した。九州北部を通過して、山陰沖に抜け、日本海を北東に進んだ。この台風はゆっくりと九州西方海域を進んだため、九州各地では大雨となり、宮崎県・大分県を中心とする九州地方では土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生した。この台風により、死者・行方不明29人、負傷者175人、全壊883棟、半壊1949棟、一部破損2792棟、床上浸水9333棟、床下浸水12499棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


2004年台風第16号

鹿児島県串木野市付近に大型で強い勢力で九州を縦断し、山口県防府市付近に再上陸した後、中国地方から能登沖を、速度を速めながら強い勢力のまま北東に進んだ。8月27日から31日にかけての総雨量は、西日本の太平洋側で500mmを越え、台風上陸・接近に伴い各地で暴風となり被害をもたらした。また30日夜には、台風接近と大潮期間の満潮とが重なり、高松港,宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測した。瀬戸内海沿岸では広い範囲にわたって浸水被害が発生した。この台風により、死者・行方不明16人、負傷者273人、全壊18棟、半壊74棟、一部損壊2862棟、床上浸水15971棟、床下浸水28964棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



1997年台風第19号

大型で非常に強い勢力で小笠原諸島の南海上を北西へ進み、9月13日夜から14日の朝にかけて南大東島の東海上を北西へ進んだ。台風は奄美諸島の近海でゆっくりとした速度で北寄りに向きを変えて北上し、16日8時過ぎ、大型で強い勢力で鹿児島県枕崎市付近に上陸した。台風は次第に速度を上げて九州を縦断して瀬戸内海に進み、17日午前0時ころ中型で弱い勢力で岡山県倉敷市付近に再上陸した。17日早朝には若狭湾に進み、6時に温帯低気圧に変わって北東に進んだ。その後、この温帯低気圧は18日朝にかけて能登半島、津軽半島、北海道南部を通過した。この台風により、死者12人、負傷者25人、全壊23棟、半壊19棟、一部破損174棟、床上浸水3546棟、床下浸水12470棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



1982年台風第13号

南大東島付近を通過して,8月27日0時過ぎに宮崎県都井岬付近に上陸した。その後九州東部と山口県を縦断して日本海に進んだ。この台風により、死者・行方不明7人、負傷者28人、全壊・流失11棟、半壊・一部破損48棟、床上浸水374棟、床下浸水893棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


1980年台風第13号

9月11日に鹿児島県大隅半島に上陸し,その後山口県西部から日本海へ進んだ。この間,前線が日本の南海上に停滞していたこともあって,10日,11日はほぼ全国的な風雨となった。この台風により、死者・行方不明11人、負傷者67人、全壊・流失3棟、半壊・一部破損80棟、床上浸水166棟、床下浸水5388棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


※台風災害データベースの類似台風とは異なる手法で台風を検出しています。
※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTを利用しています。


 平成29年8月4日11時 更新情報

概要

8月4日現在、台風第5号は奄美大島周辺を移動し、今後九州方面への上陸が予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2016年台風第12号、2005年台風第14号、2004年台風第16号、1992年台風第10号、1989年台風第6号、1982年台風13号、1980年台風13号がありました。


  • 1612:2016年台風第12号、0514:2005年台風第14号、0416:2004年台風第16号、9210:1992年台風第10号、8906:1989年台風第6号、8213:1982年台風第13号、8013:1980年台風第13号
  • 上陸時の気圧 2016年台風第12号:1000hPa(長崎県)、2005年台風第14号:960hPa(長崎県)、2004年台風第16号:950hPa(鹿児島県)、1992年台風第10号:965hPa(熊本県)、1989年台風第6号:985hPa(鹿児島県)、1982年台風第13号:955hPa(宮崎県)、1980年台風第13号:965hPa(鹿児島県)




2016年台風第12号

台風は、強い勢力のまま9月4日02時に枕崎市の南西約60kmの海上まで北上した後、勢力を弱めながらゆっくりと北上を続け、5日01時過ぎに長崎市付近に上陸し、09時に対馬海峡で熱帯低気圧となった。2日から5日にかけて、熊本県、宮崎県、鹿児島県では総雨量200mmを超える大雨となった。

48時間積算雨量





2005年台風第14号

9月5日10時に名瀬市の東南東約110kmの位置にあり、その後九州南部の西海上を北上し、6日14時過ぎに長崎県諫早市に上陸した。九州北部を通過して、山陰沖に抜け、日本海を北東に進んだ。この台風はゆっくりと九州西方海域を進んだため、九州各地では大雨となり、宮崎県・大分県を中心とする九州地方では土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生した。この台風により、死者・行方不明29人、負傷者175人、全壊883棟、半壊1949棟、一部破損2792棟、床上浸水9333棟、床下浸水12499棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


2004年台風第16号

鹿児島県串木野市付近に大型で強い勢力で九州を縦断し、山口県防府市付近に再上陸した後、中国地方から能登沖を、速度を速めながら強い勢力のまま北東に進んだ。8月27日から31日にかけての総雨量は、西日本の太平洋側で500mmを越え、台風上陸・接近に伴い各地で暴風となり被害をもたらした。また30日夜には、台風接近と大潮期間の満潮とが重なり、高松港,宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測した。瀬戸内海沿岸では広い範囲にわたって浸水被害が発生した。この台風により、死者・行方不明16人、負傷者273人、全壊18棟、半壊74棟、一部損壊2862棟、床上浸水15971棟、床下浸水28964棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量





1992年台風第10号

中型で非常に強い勢力で奄美大島を通過した後、北北東に進路を変えて、8月8日9時30分ころ、熊本県に中型の強い勢力で上陸した。その後、九州北部、周防灘を経て、山口県宇部市付近に再上陸した。台風は中国地方を縦断し、山陰沖に抜けた。この台風により、死者・行方不明7人、負傷者67人、全壊・流失27棟、半壊・一部破損1534棟、床上浸水155棟、床下浸水1353棟(参考資料:気象要覧)。


48時間積算雨量




1989年台風第6号

沖縄の東方海上を通過後、6月24日に鹿児島県薩摩半島南部に上陸した。その後、九州地方を縦断し、同日12時に山口県萩市沖の日本海に進んだ。この台風により、半壊・一部破損2棟、床上浸水4棟、床下浸水24棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


1982年台風第13号

南大東島付近を通過して,8月27日0時過ぎに宮崎県都井岬付近に上陸した。その後九州東部と山口県を縦断して日本海に進んだ。この台風により、死者・行方不明7人、負傷者28人、全壊・流失11棟、半壊・一部破損48棟、床上浸水374棟、床下浸水893棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


1980年台風第13号

9月11日に鹿児島県大隅半島に上陸し,その後山口県西部から日本海へ進んだ。この間,前線が日本の南海上に停滞していたこともあって,10日,11日はほぼ全国的な風雨となった。この台風により、死者・行方不明11人、負傷者67人、全壊・流失3棟、半壊・一部破損80棟、床上浸水166棟、床下浸水5388棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


※台風災害データベースの類似台風とは異なる手法で台風を検出しています。
※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTを利用しています。





 平成29年8月3日19時 更新情報

概要

8月3日現在、台風第5号は沖縄の東を移動し、今後九州方面への上陸が予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を使用して、今後予想される台風第5号の経路と類似する経路を取った過去の台風を検索した結果を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html

台風第5号の予想される経路と類似する過去の台風

今後の台風第5号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2004年台風第16号、2016年台風第12号、2005年台風第14号、1985年台風13号、1980年台風13号がありました。また、1980年以前では、1971年台風第19号、1955年台風第22号がありました(台風災害データベースの類似台風とは異なる手法で台風を検出しています)。


  • 1612:2016年台風第12号、0514:2005年台風第14号、0416:2004年台風第16号、8513:1985年台風第13号、8013:1980年台風第13号、7119:1971年台風第19号、5522:1955年台風第22号

2004年台風第16号

鹿児島県串木野市付近に大型で強い勢力で九州を縦断し、山口県防府市付近に再上陸した後、中国地方から能登沖を、速度を速めながら強い勢力のまま北東に進んだ。8月27日から31日にかけての総雨量は、西日本の太平洋側で500mmを越え、台風上陸・接近に伴い各地で暴風となり被害をもたらした。また30日夜には、台風接近と大潮期間の満潮とが重なり、高松港,宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測した。瀬戸内海沿岸では広い範囲にわたって浸水被害が発生した。この台風により、死者・行方不明16人、負傷者273人、全壊18棟、半壊74棟、一部損壊2862棟、床上浸水15971棟、床下浸水28964棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


2016年台風第12号

台風は、強い勢力のまま9月4日02時に枕崎市の南西約60kmの海上まで北上した後、勢力を弱めながらゆっくりと北上を続け、5日01時過ぎに長崎市付近に上陸し、09時に対馬海峡で熱帯低気圧となった。2日から5日にかけて、熊本県、宮崎県、鹿児島県では総雨量200mmを超える大雨となった。

48時間積算雨量


2005年台風第14号

9月5日10時に名瀬市の東南東約110kmの位置にあり、その後九州南部の西海上を北上し、6日14時過ぎに長崎県諫早市に上陸した。九州北部を通過して、山陰沖に抜け、日本海を北東に進んだ。この台風はゆっくりと九州西方海域を進んだため、九州各地では大雨となり、宮崎県・大分県を中心とする九州地方では土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生した。この台風により、死者・行方不明29人、負傷者175人、全壊883棟、半壊1949棟、一部破損2792棟、床上浸水9333棟、床下浸水12499棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


1985年台風第13号

枕崎市付近に上陸して九州西部を通り,日本海を北東に進んだ。その前後の台風第12号、第14号と合わせて、死者・行方不明29人、負傷者177人、全壊・流失64棟、半壊・一部破損7579棟、床上浸水467棟、床下浸水1158棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量


1980年台風第13号

9月11日に鹿児島県大隅半島に上陸し,その後山口県西部から日本海へ進んだ。この間,前線が日本の南海上に停滞していたこともあって,10日,11日はほぼ全国的な風雨となった。この台風により、死者・行方不明11人、負傷者67人、全壊・流失3棟、半壊・一部破損80棟、床上浸水166棟、床下浸水5388棟の被害が生じた(参考資料:気象要覧)。

48時間積算雨量



※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTを利用しています。