国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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平成30年台風第15号と類似した経路の過去の台風

  • 平成30年8月15日 第5版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年8月15日12時 更新情報

  • 0705:2007年台風5号、0610:2006年台風第10号、9211:1992年台風第11号、8512:1985年台風第12号

概要

8月15日現在、九州の北に位置する台風第15号が東北東へ移動しています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第15号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第15号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2007年台風5号、2006年台風第10号,1992年台風第11号、1985年台風第12号などがありました。

2007年台風第5号

7月29日にマリアナ諸島付近で発生した台風第5号は、北西に進みながら発達し、8月2日に宮崎県日向市付近に上陸した。北北西から北に進み、大分県宇佐市を経て瀬戸内海に抜けて、山口県宇部市付近に再上陸し、萩市付近から日本海側に抜けた。日本海を北東に進み4日には青森県津軽半島に再上陸した。台風5号は中心気圧960ヘクトパスカル程度の強い勢力で上陸したため、西日本に大雨、暴風をもたらした。
72時間積算雨量


2006年台風第10号

8月13日に小笠原諸島の西南沖で発生した台風第10号は、ゆっくりとした速度で北西に進み、18日に宮崎市付近に上陸した。ゆっくりとした速度で九州を北上し、19日に北九州沖から日本海に抜け、20日には熱帯低気圧に変わった。風速25m以上の暴風域は無いが、速度が遅く九州、四国にかけて長時間の大雨となった。また日本海側の前線の影響で北海道、東北北部でも大雨となった。
この台風に関連して、負傷者5人、全壊1棟、半壊3棟、一部破損3棟、床上浸水1棟、床下浸水11棟、非住宅被害12棟の被害がもたらされた(宮崎県、福岡県、佐賀県、長崎県、高知県)。
72時間積算雨量


1992年台風第11号

8月5日にマーシャル諸島で発生した弱い熱帯低気圧は、西北西に進み、6日台風第11号となった。台風はその後も西北西に進み、発達しながら南鳥島の南海上を通って、12日には非常に強い中型の勢力で父島の南東海上を北西進し、15日には父島付近を中型で強い勢力で通過した。台風は日本の南海上を西北西進した後、18日に種子島の東海上で進路を北北西に変え、中型の弱い勢力で宮崎県と大分県境付近に上陸した。その後も北北西進を続け、19日に山口県宇部市付近に再上陸し山口沖で弱い熱帯低気圧となった。
この台風に関連して、死者・行方不明8人、負傷者2人、全壊1棟、半壊・一部破損12棟、床上浸水162棟、床下浸水217棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


1985年台風第12号

台風は九州南部をかすめて東シナ海に達した後北東進して再び九州に接近した。対馬海峡を北進して日本海で台風は熱帯低気圧となり,日本の東海上へ抜けて消滅した。
同時期の台風第13号、第14号と合わせ、この台風に関連して、死者・行方不明29人、負傷者177人、全壊・流失64棟、半壊・一部破損7579棟、床上浸水467棟、床下浸水1158棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量




  • 平成30年8月15日 第4版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年8月15日9時 更新情報

  • 0610:2006年台風第10号

概要

8月15日現在、九州に位置する台風第15号が北へ移動しています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第15号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第15号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2006年台風第10号などがありました。

2006年台風第10号

8月13日に小笠原諸島の西南沖で発生した台風第10号は、ゆっくりとした速度で北西に進み、18日に宮崎市付近に上陸した。ゆっくりとした速度で九州を北上し、19日に北九州沖から日本海に抜け、20日には熱帯低気圧に変わった。風速25m以上の暴風域は無いが、速度が遅く九州、四国にかけて長時間の大雨となった。また日本海側の前線の影響で北海道、東北北部でも大雨となった。
この台風に関連して、負傷者5人、全壊1棟、半壊3棟、一部破損3棟、床上浸水1棟、床下浸水11棟、非住宅被害12棟の被害がもたらされた(宮崎県、福岡県、佐賀県、長崎県、高知県)。

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  • 平成30年8月14日 第3版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年8月14日11時 更新情報

  • 9908:1999年台風第8号、8911:1989年台風第11号、8110:1981年台風第10号

概要

8月14日現在、四国の南東沖合いに位置する台風第15号が北西へ移動しています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第15号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第15号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1981年台風第10号、1989年台風第11号、1999年台風第8号などがありました。

1981年台風第10号

7月30日に紀伊半島沖から四国沖にかけて西北西進した台風は,31日に頃宮崎県に上陸した。
この台風に関連して、負傷者1人の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


1989年台風第11号

7月21日にマリアナ諸島近海に発生した弱い熱帯低気圧は北北西に進み、23日にフィリピンの東海上で台風第11号となった。その後、台風は北上を続け、26日に向きを北西に変え、27日に大隈半島南部に上陸した。さらに薩摩半島、九州の西海上を通って朝鮮半島南部に上陸した。
同時期の台風第12号と合わせて、死者・行方不明11人、負傷者18人、全壊17棟、半壊・一部破損59棟、床上浸水3529棟、床下浸水7135棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


1999年台風第8号

8月3日に沖ノ鳥島の東海上で発生した弱い熱帯低気圧は日本の南海上を北西へ進み、4日に台風第8号となった。5日は大型で弱い勢力で沖縄の東方海上へ進み、一時停滞した後、6日にかけて九州の南海上を反時計回りの半円を描くように北上し、大隅海峡を通過した後、九州の西海上を北上した。その後、進路を西へ変え、チェジュ島の南東の海上で弱い熱帯低気圧となった。
この台風に関連して、全壊2棟、床上浸水6棟、床下浸水44棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


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  • 平成30年8月13日 第2版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年8月13日12時 更新情報

  • 8407:1984年台風第7号、9414:1994年台風第14号、1210:2012年台風第10号

概要

8月13日現在、小笠原近海に位置する台風第15号が北西へ移動しています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第15号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第15号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1984年台風第7号、1994年台風第14号、2012年台風第10号などがありました。

1984年台風第7号

7月25日に沖縄の東海域で発生した台風7号は、南東に移動した後に西北西に向きを反転し、7月29日に屋久島の南を通過し、東シナ海へと向かった。
この台風に関連して、全壊・半壊・流失・一部破損62棟、浸水42棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


1994年台風第14号

8月6日に父島の東海上で発生した弱い熱帯低気圧は、8日に父島の南東海上で台風第14号となった。台風は西から西南西に進みながら発達し、11日に日本の南海上で進路を北西に変え、大型で強い勢力となった。13日に屋久島の南の海上を経て東シナ海に進み、15日には揚子江の東海上に達した。
この台風に関連して、死者1人、半壊・一部破損94棟、床下浸水5棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


2012年台風第10号

7月28日に東京都父島の東南東で発生した台風10号は、停滞後に西に進み、8月1日には鹿児島県の種子島、屋久島付近を通過した。2日には九州の西海上を北西に進み、3日には中国大陸に上陸して、熱帯低気圧に変わった。
この台風に関連して、負傷者1人、一部損壊5棟、非住宅被害1棟の被害がもたらされた(鹿児島県、宮崎県)。
72時間積算雨量


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  • 平成30年8月12日 第1版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年8月12日12時 更新情報

  • 9414:1994年台風第14号、9014:1990年台風第14号

概要

8月12日現在、小笠原近海に位置する台風第15号が北西へ移動しています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第15号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第15号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1994年台風第14号、1990年台風第14号などがありました。

1994年台風第14号

8月6日に父島の東海上で発生した弱い熱帯低気圧は、8日に父島の南東海上で台風第14号となった。台風は西から西南西に進みながら発達し、11日に日本の南海上で進路を北西に変え、大型で強い勢力となった。13日に屋久島の南の海上を経て東シナ海に進み、15日には揚子江の東海上に達した。
この台風に関連して、死者1人、半壊・一部破損94棟、床下浸水5棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


1990年台風第14号

8月16日にサイパン島の東海上で発生した弱い熱帯低気圧は、17日に台風第14号となった。20日に硫黄島の南海上を通って、四国南海上から豊後水道を通過し、22日に大型で並みの勢力を保って広島市付近に上陸した。台風は日本海に抜けた後は、徐々に進行方向を北東に変え、23日に北海道西方海上で弱い熱帯低気圧となった。
この台風に関連して、死者6人、負傷者24人、全壊・流失2棟、半壊・一部破損65棟、床上浸水7棟、床下浸水413棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量