国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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平成30年台風第24号と類似した経路の過去の台風

更新履歴

  • 平成30年9月24日 第1版
  • 平成30年9月25日 第2版
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  • 平成30年9月29日 第7版
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連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 平成30年9月30日10時 更新情報

  • 0310:2003年台風第10号、9019:1990年台風第19号

概要

9月30日現在、九州の南に位置する台風第24号が、今後日本列島へ向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2003年台風第10号、1990年台風第19号などがありました。

2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


1990年台風第19号

9月12日にグアム島の南東海上で発生した弱い熱帯低気圧は、北西に進んで13日に台風第19号となった。その後発達しながら北西進を続け、16日には沖縄の南東で急速に発達して大型で猛烈な強さになった。17日から18日にかけて沖縄近海を通過した後、進路を北東に変え次第に加速し、19日に大型で強い勢力を保って和歌山県白浜町の南に上陸した。上陸後は本州を縦断して、20日に三陸沖で温帯低気圧に変わった後千島の東へ去った。
この台風に関連して、死者40人、負傷者131人、全壊・流失175棟、半壊・一部破損16366棟、床上浸水7238棟、床下浸水10945棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月29日17時 更新情報

  • 1419:2014年台風第19号、0423:2004年台風第23号、0310:2003年台風第10号

概要

9月29日現在、沖縄周辺に位置する台風第24号が、今後日本列島へ向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2014年台風第19号、2004年台風第23号、2003年台風第10号などがありました。

2014年台風第19号

10月9日にマーシャル諸島近海で発生した台風第19号は、発達しながら西北西に進んだ後、進路を北向きに変え、12日に沖縄本島を通過し、東シナ海を北上した。その後、進路を東寄りに変え、13日に鹿児島県に上陸、高知県に再上陸した。淡路島を通過し、大阪府に上陸し、東北東に進んだ後、14日には関東、東北を北東に進み、宮城県を通り、三陸沖で温帯低気圧に変わった。13日には滋賀県彦根地方気象台が記録的短時間大雨情報を出した。
この台風に関連して、死者3人、負傷者96人、半壊6棟、一部破損128棟、床上浸水102棟、床下浸水734棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月29日9時 更新情報

  • 1419:2014年台風第19号、0423:2004年台風第23号、9019:1990年台風第19号

概要

9月29日現在、沖縄周辺に位置する台風第24号が、今後日本列島へ向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2014年台風第19号、2004年台風第23号、1990年台風第19号などがありました。

2014年台風第19号

10月9日にマーシャル諸島近海で発生した台風第19号は、発達しながら西北西に進んだ後、進路を北向きに変え、12日に沖縄本島を通過し、東シナ海を北上した。その後、進路を東寄りに変え、13日に鹿児島県に上陸、高知県に再上陸した。淡路島を通過し、大阪府に上陸し、東北東に進んだ後、14日には関東、東北を北東に進み、宮城県を通り、三陸沖で温帯低気圧に変わった。13日には滋賀県彦根地方気象台が記録的短時間大雨情報を出した。
この台風に関連して、死者3人、負傷者96人、半壊6棟、一部破損128棟、床上浸水102棟、床下浸水734棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


1990年台風第19号

9月12日にグアム島の南東海上で発生した弱い熱帯低気圧は、北西に進んで13日に台風第19号となった。その後発達しながら北西進を続け、16日には沖縄の南東で急速に発達して大型で猛烈な強さになった。17日から18日にかけて沖縄近海を通過した後、進路を北東に変え次第に加速し、19日に大型で強い勢力を保って和歌山県白浜町の南に上陸した。上陸後は本州を縦断して、20日に三陸沖で温帯低気圧に変わった後千島の東へ去った。
この台風に関連して、死者40人、負傷者131人、全壊・流失175棟、半壊・一部破損16366棟、床上浸水7238棟、床下浸水10945棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月28日22時 更新情報

  • 1419:2014年台風第19号、0423:2004年台風第23号、9020:1990年台風第20号

概要

9月28日現在、沖縄地方周辺に位置する台風第24号が、今後日本列島へ向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2014年台風第19号、2004年台風第23号、1990年台風第20号などがありました。

2014年台風第19号

10月9日にマーシャル諸島近海で発生した台風第19号は、発達しながら西北西に進んだ後、進路を北向きに変え、12日に沖縄本島を通過し、東シナ海を北上した。その後、進路を東寄りに変え、13日に鹿児島県に上陸、高知県に再上陸した。淡路島を通過し、大阪府に上陸し、東北東に進んだ後、14日には関東、東北を北東に進み、宮城県を通り、三陸沖で温帯低気圧に変わった。13日には滋賀県彦根地方気象台が記録的短時間大雨情報を出した。
この台風に関連して、死者3人、負傷者96人、半壊6棟、一部破損128棟、床上浸水102棟、床下浸水734棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


1990年台風第20号

9月22日にフィリピンの東の海上で発生した弱い熱帯低気圧は、北上して24日に台風第20号となった。26日から27日にかけて宮古島の東を通過した後、東寄りに進路を変えて、30日に並みの強さで和歌山県白浜町付近に上陸した。その後勢力を弱めながら本州の太平洋側を進み、30日には東京湾で温帯低気圧に変わり、犬吠崎付近から東の海上に出た後北北東に進んで10月2日には千島近海で消滅した。
この台風に関連して、死者・行方不明6人、負傷者20人、全壊・流失20棟、半壊・一部破損190棟、床上浸水3081棟、床下浸水10237棟の被害がもたらされた(気象要覧)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月27日17時 更新情報

  • 1718:2017年台風第18号、0423:2004年台風第23号、0310:2003年台風第10号

概要

9月27日現在、沖縄地方周辺に位置する台風第24号が、今後日本列島へ向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2017年台風第18号、2004年台風第23号、2003年台風第10号などがありました。

2017年台風第18号

9月9日にマリアナ諸島付近で発生した台風第18号は発達しながら西寄りに進み、13日には沖縄県先島諸島付近を通過した。15日に進路を東寄りに変え、17日に鹿児島県に上陸し、宮崎県南部を通過して、高知県に上陸した。その後、四国地方を縦断して兵庫県に上陸、近畿地方を通過し、18日に新潟県沖の日本海で温帯低気圧に変わった。
この台風に関連して、死者5人、負傷者72人、全壊5棟、半壊617棟、一部破損793棟、床上浸水1486棟、床下浸水5723棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月26日17時 更新情報

  • 1718:2017年台風第18号、0423:2004年台風第23号、0310:2003年台風第10号

概要

9月26日現在、日本の南に位置する台風第24号が沖縄地方へ向けて移動しています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2017年台風第18号、2004年台風第23号、2003年台風第10号などがありました。

2017年台風第18号

9月9日にマリアナ諸島付近で発生した台風第18号は発達しながら西寄りに進み、13日には沖縄県先島諸島付近を通過した。15日に進路を東寄りに変え、17日に鹿児島県に上陸し、宮崎県南部を通過して、高知県に上陸した。その後、四国地方を縦断して兵庫県に上陸、近畿地方を通過し、18日に新潟県沖の日本海で温帯低気圧に変わった。
この台風に関連して、死者5人、負傷者72人、全壊5棟、半壊617棟、一部破損793棟、床上浸水1486棟、床下浸水5723棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月25日19時 更新情報

  • 1718:2017年台風第18号、0423:2004年台風第23号、0310:2003年台風第10号

概要

9月25日現在、日本の南に位置する台風第24号が沖縄地方へ向けて移動しています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2017年台風第18号、2004年台風第23号、2003年台風第10号などがありました。

2017年台風第18号

9月9日にマリアナ諸島付近で発生した台風第18号は発達しながら西寄りに進み、13日には沖縄県先島諸島付近を通過した。15日に進路を東寄りに変え、17日に鹿児島県に上陸し、宮崎県南部を通過して、高知県に上陸した。その後、四国地方を縦断して兵庫県に上陸、近畿地方を通過し、18日に新潟県沖の日本海で温帯低気圧に変わった。
この台風に関連して、死者5人、負傷者72人、全壊5棟、半壊617棟、一部破損793棟、床上浸水1486棟、床下浸水5723棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


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 平成30年9月24日20時 更新情報

  • 0406:2004年台風第6号、0423:2004年台風第23号、0310:2003年台風第10号

概要

9月24日現在、日本の南に位置する台風第24号が沖縄地方へ向けて移動しています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第24号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。

今後の台風第24号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2004年台風第6号、2004年台風第23号、2003年台風第10号などがありました。

2004年台風第23号

10月13日にマリアナ諸島近海で発生し、16日には超大型で非常に強い勢力となる。20日に中心気圧950hPa,最大風速40m/sの大型で強い勢力になり、19日には沖縄本島から奄美諸島沿いに進んだ。その後、20日に中心気圧955hPa,最大風速40m/sの勢力で、高知県に上陸した。引き続き大型で強い勢力で大阪府南部に再上陸した台風は、勢力を維持したまま近畿地方,東海地方に進んだ。また、台風と前線により広い範囲で大雨となり、台風が西日本に上陸した20日は、九州地方から関東地方にかけての多くの地点で、これまでの日降水量の記録を上回る大雨となった。兵庫県や京都府などで河川の堤防決壊や増水・氾濫をまねき、広範囲にわたり浸水害が発生。また西日本の各地で崖崩れや土石流が発生し、多大な被害を及ぼした。さらに、高知県室戸市では高波により堤防が損壊し人的被害,住家全壊の被害が発生した。
この台風に関連して、死者・行方不明98人、負傷者555人、全壊909棟、半壊7776棟、一部損壊10955棟、床上浸水14323棟、床下浸水41132棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2004年台風第6号

6月13日にカロリン諸島近海で発生し、ゆっくり北上を続け、16日には大型で非常に強い勢力に発達した。20日には沖縄・奄美諸島近海を通り、21日には強い勢力のまま高知県に上陸した。21日に兵庫県に再上陸し、京都府を通って日本海へ進んだ。18日から22日にかけての総降水量は、三重県、高知県、徳島県で400mmを超え、九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300mmを超えた所があった。
この台風に関連して、死者・行方不明5人、負傷者117人、全壊1棟、半壊5棟、一部損壊168棟、床上浸水4棟、床下浸水45棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


2003年台風第10号

8月3日にフィリピン東において発生した台風第10号は、7日に強い勢力で沖縄本島および奄美諸島を通過し、8日に強い勢力を保ったまま高知県に上陸後、9日に兵庫県に再上陸した。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨が降り、総雨量は多い所で約700ミリに達した。また、北海道でも前線と台風の影響により、多い所で約400ミリの大雨となった。 全国での最大瞬間風速の極大値は、高知県室戸岬で8日22時29分に69.2メートルを記録した。
この台風に関連して、死者・行方不明19人、負傷者94人、全壊28棟、半壊27棟、一部損壊558棟、床上浸水389棟、床下浸水2009棟の被害がもたらされた(消防庁)。
72時間積算雨量


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※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTおよびGrADSを利用しています。