国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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令和元年台風第9号と類似した経路の過去の台風

更新履歴

  • 令和元年8月4日 第1版
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  • 令和元年8月8日 第6版
  • 令和元年8月9日 第7版

連絡先 

  • 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚

 令和元年8月9日10時 更新情報

  • 0509:2005年第9号、0515:2015年第15号

概要

8月9日現在、石垣島の北に位置する台風第9号は、今後中国大陸に向けて北上することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2005年台風第9号、2005年台風第15号などがありました。

2005年台風第9号

7月31日にフィリピンの東で発生し、8月2日03時には強風域が直径1000kmの大型台風となった。3日には中心気圧955hPa、最大風速40m/s、暴風域半径170kmと勢力を維持しながら先島諸島に接近した。
沖縄本島地方を強風域に巻き込みながら、4日に石垣島を通過、通過時の19時46分には石垣市登野城で958.1hPaの最低気圧を観測した。台風の速度が遅かったため、宮古島で約27時間、多良間島では約29時間と長時間暴風域に入ったままとなった。この台風の影響で、石垣市登野城で最大瞬間風速50.6m/s(5日02:04)を観測するなど、先島諸島各地で非常に強い風を観測。また、3日降り始めからの雨量は平良市で336mmを観測するなど、城辺町、伊良部町でも300mmを越える大雨となった。
長時間にわたる暴風により、農作物被害、倒木、建物損壊の他、停電や船舶の欠航に伴う生活物資の不足など、住民生活や観光に影響を与えた。
負傷者5人(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2005年台風第15号

フィリピン近海で発生後、9月10日に先島諸島に接近し、中国大陸に上陸した。
積算雨量


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 令和元年8月8日8時 更新情報

  • 9507:1995年台風第7号、0509:2005年第9号、0515:2015年第15号

概要

8月8日現在、石垣島周辺に位置する台風第9号は、今後東シナ海を北上することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1995年台風第7号、2005年台風第9号、2005年台風第15号などがありました。

1995年台風第7号

フィリピンの東で発生後、8月23日に宮古島に接近し、中国大陸に上陸した。その後、温帯低気圧に変わり、27日から28日にかけて東北北部を通過した。
積算雨量


2005年台風第9号

7月31日にフィリピンの東で発生し、8月2日03時には強風域が直径1000kmの大型台風となった。3日には中心気圧955hPa、最大風速40m/s、暴風域半径170kmと勢力を維持しながら先島諸島に接近した。
沖縄本島地方を強風域に巻き込みながら、4日に石垣島を通過、通過時の19時46分には石垣市登野城で958.1hPaの最低気圧を観測した。台風の速度が遅かったため、宮古島で約27時間、多良間島では約29時間と長時間暴風域に入ったままとなった。この台風の影響で、石垣市登野城で最大瞬間風速50.6m/s(5日02:04)を観測するなど、先島諸島各地で非常に強い風を観測。また、3日降り始めからの雨量は平良市で336mmを観測するなど、城辺町、伊良部町でも300mmを越える大雨となった。
長時間にわたる暴風により、農作物被害、倒木、建物損壊の他、停電や船舶の欠航に伴う生活物資の不足など、住民生活や観光に影響を与えた。
負傷者5人(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2005年台風第15号

フィリピン近海で発生後、9月10日に先島諸島に接近し、中国大陸に上陸した。
積算雨量


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 令和元年8月7日6時 更新情報

  • 9507:1995年台風第7号、0509:2005年第9号、0515:2015年第15号

概要

8月7日現在、フィリピンの東に位置する台風第9号は、今後東シナ海に向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1995年台風第7号、2005年台風第9号、2005年台風第15号などがありました。

1995年台風第7号

フィリピンの東で発生後、8月23日に宮古島に接近し、中国大陸に上陸した。その後、温帯低気圧に変わり、27日から28日にかけて東北北部を通過した。
積算雨量


2005年台風第9号

7月31日にフィリピンの東で発生し、8月2日03時には強風域が直径1000kmの大型台風となった。3日には中心気圧955hPa、最大風速40m/s、暴風域半径170kmと勢力を維持しながら先島諸島に接近した。
沖縄本島地方を強風域に巻き込みながら、4日に石垣島を通過、通過時の19時46分には石垣市登野城で958.1hPaの最低気圧を観測した。台風の速度が遅かったため、宮古島で約27時間、多良間島では約29時間と長時間暴風域に入ったままとなった。この台風の影響で、石垣市登野城で最大瞬間風速50.6m/s(5日02:04)を観測するなど、先島諸島各地で非常に強い風を観測。また、3日降り始めからの雨量は平良市で336mmを観測するなど、城辺町、伊良部町でも300mmを越える大雨となった。
長時間にわたる暴風により、農作物被害、倒木、建物損壊の他、停電や船舶の欠航に伴う生活物資の不足など、住民生活や観光に影響を与えた。
負傷者5人(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2005年台風第15号

フィリピン近海で発生後、9月10日に先島諸島に接近し、中国大陸に上陸した。
積算雨量


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 令和元年8月6日8時 更新情報

  • 9216:1992年台風第16号、0807:2008年第7号

概要

8月5日現在、フィリピンの東に位置する台風第9号は、今後東シナ海に向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1992年台風第16号、2008年台風第7号などがありました。

1992年台風第16号

8月30日に台湾に上陸後、中国大陸に上陸した。
積算雨量


2008年台風第7号

7月15日にフィリピンの東で発生し、台湾に上陸した後、中国大陸に上陸した。
積算雨量


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 令和元年8月5日20時 更新情報

  • 9416:1994年台風第16号、9507:1995年第7号、0509:2005年台風第9号、0515:2005年台風第15号

概要

8月5日現在、フィリピンの東に位置する台風第9号は、今後東シナ海に向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1994年台風第16号、1995年台風第7号、2005年台風第9号、2005年台風第15号などがありました。

1994年台風第16号

8月19日には沖縄の南海上にて大型で非常に強い勢力となり、その後進路を北西に変え、20日に石垣島付近を通過、22日には華中で弱い熱帯低気圧に変わった。
この弱い熱帯低気圧は、次第に進路を北から東北東に変え、24日には華北で温帯低気圧に変わり、27日に北海道の西の日本海で消滅した。
負傷者29人、全壊・流失6棟、半壊・一部破損94棟(情報元:気象要覧)。
積算雨量


1995年台風第7号

フィリピンの東で発生後、8月23日に宮古島に接近し、中国大陸に上陸した。その後、温帯低気圧に変わり、27日から28日にかけて東北北部を通過した。
積算雨量


2005年台風第9号

7月31日にフィリピンの東で発生し、8月2日03時には強風域が直径1000kmの大型台風となった。3日には中心気圧955hPa、最大風速40m/s、暴風域半径170kmと勢力を維持しながら先島諸島に接近した。
沖縄本島地方を強風域に巻き込みながら、4日に石垣島を通過、通過時の19時46分には石垣市登野城で958.1hPaの最低気圧を観測した。台風の速度が遅かったため、宮古島で約27時間、多良間島では約29時間と長時間暴風域に入ったままとなった。この台風の影響で、石垣市登野城で最大瞬間風速50.6m/s(5日02:04)を観測するなど、先島諸島各地で非常に強い風を観測。また、3日降り始めからの雨量は平良市で336mmを観測するなど、城辺町、伊良部町でも300mmを越える大雨となった。
長時間にわたる暴風により、農作物被害、倒木、建物損壊の他、停電や船舶の欠航に伴う生活物資の不足など、住民生活や観光に影響を与えた。
負傷者5人(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2005年台風第15号

フィリピン近海で発生後、9月10日に先島諸島に接近し、中国大陸に上陸した。
積算雨量


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 令和元年8月5日10時 更新情報

  • 0205:2002年台風第5号、0413:2004年第13号、0515:2005年台風第15号、1703:2017年台風第3号

概要

8月5日現在、フィリピンの東に位置する台風第9号は、今後東シナ海に向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2002年台風第5号、2004年台風第13号、2005年台風第15号、2017年台風第3号などがありました。

2002年台風第5号

7月3日には沖縄の南海上で大型で非常に強い勢力になり、宮古島を通過した後、大型で非常に強い勢力のまま東シナ海を進み、朝鮮半島西岸に上陸後、同半島の東海上で温帯低気圧に変った。
負傷者2人、半壊1棟、床上浸水1棟(情報元:消防庁)。
積算雨量


2004年台風第13号

8月8日にフィリピンの東海上で発生し、10日には沖縄の南海上で強風域の半径が500km、中心付近の最大風速が35m/sの大型で強い台風となった。
その後、11日に中心気圧950hPa、最大風速40m/sの勢力で先島諸島を通過し東シナ海を北西に進んだ。
宮古島では最大瞬間風速48.8m/s、石垣島では42.2m/sを観測した。
負傷者5人、全壊1棟(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2005年台風第15号

フィリピン近海で発生後、9月10日に先島諸島に接近し、中国大陸に上陸した。
積算雨量


2017年台風第3号

7月2日に沖縄の南で発生し、東シナ海を北上後、4日からは東寄りに進路を変えて、長崎県長崎市付近に上陸した。
九州を横断した後、愛媛県宇和島市付近に再上陸し、太平洋沿岸部を進み、5日に日本の東で温帯低気圧となった。
死者2人、負傷者6人、半壊1棟、一部破損14棟、床上浸水34棟、床下浸水490棟(情報元:各都道府県)。
積算雨量


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 令和元年8月4日18時 更新情報

  • 9119:1991年台風第19号、0415:2004年第15号、1807:2018年台風第7号、1825:2018年台風第25号

概要

8月4日現在、フィリピンの東に位置する台風第9号は、今後東シナ海に向けて移動することが予想されています(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiの「公開データ 類似した経路の過去の台風」をご覧ください)。

今後予想される経路と類似した経路を取った台風として、1980年以降では1991年台風第19号、2004年台風第15号、2018年台風第7号、2018年台風第25号などがありました。

1991年台風第19号

9月26日に宮古島の東を北上した後、27日に大型で非常に強い勢力を保ちながら佐世保市の南に上陸した。
上陸後は加速しながら日本海を北東に進み、28日に大型で強い勢力で渡島半島に再上陸し、千島近海で温帯低気圧に変わった。
九州から北海道にかけての日本海側を中心に強風による被害が、西日本を中心に大雨や高潮による浸水被害が生じた。
また、青森県などでは収穫直前のリンゴの落果など甚大な農業被害が生じた。
死者62人、負傷者1499人、全壊・流失506棟、半壊・一部破損169941棟、床上浸水5344棟、床下浸水17621棟(情報元:気象要覧)。
積算雨量


2004年台風第15号

8月16日にフィリピンの東海上で発生し、18日には九州の西海上で中心気圧970hPa、最大風速35m/sの強い勢力となり、
19日に五島列島、対馬、朝鮮半島の一部を暴風域に巻き込みながら、その後もほとんど衰えることなく日本海を北東に進んだ。
沖縄近海から東シナ海を北上中の17日から18日にかけて、暖かく湿った空気が西日本や東日本に流入して、
四国地方や九州地方などで非常に激しい雨が降り、土石流などの土砂災害などの被害が相次いで発生した。
20日には北日本〜北陸地方を中心に広範囲で強風となり、暴風による建物被害や停電、高波・高潮の被害が発生した。
また、塩害による深刻な水稲被害など農業関係に甚大な被害が発生した。
死者・行方不明10人、負傷者28人、全壊16棟、半壊88棟、一部損壊663棟、床上浸水400棟、床下浸水2326棟(情報元:消防庁)。
積算雨量


2018年台風第7号

6月29日に日本の南で発生し、沖縄の南で発達しながら北よりに向きを変えて北上を続け、九州の西海上を北上後、4日には対馬海峡を抜けて日本海を北東に進んだ。
死者・行方不明4人、負傷者25人、全壊16棟、半壊54棟、一部破損33棟、床上浸水166棟、床下浸水651棟(情報元:各都道府県)。
積算雨量


2018年台風第25号

10月4日には強い勢力で沖縄本島と宮古島の間を通過し、朝鮮半島南部に上陸後、さらに日本海を北東に進んだ。
6日に温帯低気圧に変わった後、津軽海峡の西海岸を東北東に進み、北日本を通過後、北海道の東海上を東に進んだ。
死者・行方不明1人、負傷者27人、一部破損166棟、床下浸水4棟(消防庁)。
積算雨量

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※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTおよびGrADSを利用しています。