国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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1変数と風ベクトル鉛直断面図(xarray)

鉛直断面図をxarrayで作図する

以前GMTで作っていた鉛直断面図を作成するpytyonプログラムを流用し、xarrayで描画を可能とした。
ver2.tar.gz(18)
解凍すると、水平断面図を描画するmain_H1UV.pyの他に、
main_V1.pyを梱包した。さらに鉛直断面を書くためのDHDLとDDRWのパッケージもアップグレードさせた。

 使い方の例

python main_V1.py ENS2.dmp202309180000.nc QR -t 48 -X0 141.2 -Y 35.71 -L0 20.0 -A0 0.0 -CT 1 -W 0

NETCDFファイル ENS2.dmp20230918000.nc に対して、雨混合比QRについて時刻t=49番目において、
緯度 35.71 経度 141.2 を起点とし、距離 20kmまでの、東向き(ang = 0.0)の線上の
鉛直断面をカラースケール番号CT=1番で、風ベクトルもいっしょに記載する(-W 0)
(モデルデータはあまりに思いので、ダウンロードできません。申し訳ありません)
QRUV.png
CReSSの鉛直座標はストレッチ座標系なので、上空に行くほど格子間隔が広くなっていきます。

仮に最下層のdzを使って鉛直方向に内挿入をする場合には、
main_V1.pyの中の

need_vertical_interp = "NO"

をYESとして、

DHDL/vertical_cross_seciton.py 

の225行目のdz_newをユーザが変更することで任意の高度分解能で鉛直断面を書くことが可能
QRUV_INTERP.png
上図はdz=100m で上空まで一定の鉛直格子間隔でデータを作成している。CReSSのように
terrain followingな座標系の場合、このveritcal interpolationをして、山岳にそった
鉛直断面を書くと、地中になったデータを表示しないことも可能である。
さらに、modelの場合、上空のデータを表示する必要がない場合がある。例えば、高度6kmまでを
表示する場合には、main_v1.pyの99行目の

draw_top    = 6000.0
draw_bottom = 0.0 

とすると、高度0-6000mを表示することが可能
QRUV6km.png

次に、デュアル観測の結果sample2.ncを使って使い方を記載しました。こちらはサンプルデータがダウンロード可能であるので
実際に表示することが可能です

python main_V1.py sample2.nc REF -t 0 -X0 139.5277 -Y 35.65 -L0 20.0 -A0 0.0 -CT 1 -W 0 -O REF.png
python main_V1.py sample2.nc W -t 0 -X0 139.5277 -Y 35.65 -L0 20.0 -A0 0.0 -CT 0 -W 0 -O W.png

REF.png
W.png