十日町市松之山中尾 民家2軒を押し流した地すべり (Loc. 3)
地すべりは東南東向きの流れ盤斜面に発生しており、その規模は、おおよそ幅80 m、長さ200 m、勾配20〜25度である。民家を載せた地すべり移動体が40〜50 m移動していた。
地質:鮮新統田麦川層の塊状シルト岩(1/5万地質図「松之山」)。地層の走向は北東方向で傾斜は25°S(1/5万地質図「松之山」)。
左岸縁から地すべりを見る−地すべりの左岸縁にある民家(写真右端)は、建物の半分が破壊されている。地すべり移動体上にある木々(中央上)や民家(左)は、大きく破壊はされていない。
十日町市松之山 松之山小学校脇の地すべり (Loc. 4)
北東向き斜面に発生した。地すべりの規模は、幅32 m、長さ(推定)40 m程度。滑落崖が2〜3 m開いている。写真は滑落崖付近の様子(写真左の建物は松之山小学校)。
地質:中新統松之山層(変質)デイサイト軽石結晶凝灰岩(1/5万地質図「松之山」)。地層の走向は南北方向で、傾斜はおおよそ10°Nである(1/5万地質図「松之山」)。