瑞宝小綬章の受賞
眞木 雅之 元水・土砂防災研究部長が,令和6年11月3日付けで発令されました秋の叙勲において,瑞宝小綬章(The Order of the Sacred Treasure, Gold Rays with Rosette)を受賞されました。
眞木元部長は1985年に国立研究開発法人防災科学技術研究所の前身である科学技術庁国立防災科学技術研究センターに入所され、気象災害の軽減のために気象レーダの研究に従事されました。特に、眞木元部長が中心となり開発された雨雲の様子をリアルタイムで観測するMPレーダによる降水量推定手法は、現在、国土交通省のXRAINシステムに活用されるなど、防災のみならず我々の日常生活にも欠かせない科学技術になっています。2012年に退職された後も、気象レーダを活用した噴煙の実態解明や火山灰拡散降下モデルの高度化などの研究に取り組まれており、新しい課題に挑戦されるその姿勢は、私たちに大きな刺激と学びを与えてくださっています。
水・土砂防災研究部門一同,心よりお祝い申し上げます。