国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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WRF4.0のインストール(準備編)


WRF4.0のインストール

ウェブページ
https://www2.mmm.ucar.edu/wrf/users/download/get_source.html
もしくは git
https://github.com/wrf-model/WRF
で最新版をダウンロードする。

tar -zxvf WRFV4.0.tar.gz
cd WRF

環境設定

エラーメッセージが読めるようにするために、

setenv LANG C

とする。

インストールしたnetcdfのpathを設定する(XXXはユーザー名)

setenv NETCDF /home/XXX/INST_WRF/netcdf

ここで重要なことは、nc-configとnf-configのパスが
centosのepel-releaseでインストールされたnetcdfだと
/usr/bin になっているが、それだとバージョンが古くてダメだったり、
WRFがnetcdfのincludeとlibが同じディレクトリに無いとダメだったりするので、
別途netcdf-cとnetcdf-fortranを /home/shimizus/INST_WRF/netcdf (場所は自分で変えてください)
に共通的にインストールして、そのbinの下にある、nc-config, nf-configを
利用させるようにしないとWRFのコンパイルがうまくいかない。さらに、pyenvをインストールしていると
個別のパイソンの環境の中にnc-configが入ることもあるので、上記のsetenvでPATHを上記のディレクトリが
最初に見つかるようにしておく。

次に HDF5、zlib関連のファイルを探してまとめておく。

ln -s /usr/include/hdf5* /home/shimizus/INST_WRF/HDF5/include/
ln -s /usr/lib64/libhdf5* /home/shimizus/INST_WRF/HDF5/lib
ln -s /usr/include/zlib* /home/shimizus/INST_WRF/zlib/include/
ln -s /usr/lib64/libzlib* /home/shimizus/INST_WRF/zlib/lib

/home/XXXX/.cshrcには

# install WRF
setenv PATH /home/shimizus/INST_WRF/netcdf/bin:/${PATH}
setenv LD_LIBRARY_PATH /home/shimizus/INST_WRF/netcdf/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv LD_LIBRARY_PATH /home/shimizus/INST_WRF/HDF5/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv LD_LIBRARY_PATH /home/shimizus/INST_WRF/zlib/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv NETCDF /home/shimizus/INST_WRF/netcdf
setenv NETCDF_classic 1
setenv LANG C

NETCDF_classicはnetcdfバージョン4だと、高度な圧縮技術を利用できるのですが、
それにはHDF5のバージョンをできるだけ最新のものを利用する必要があり、configureが
私の場合、上手く行かなかった。とりあえず,classicなnetcdfを使うことでファイルサイズは
小さくならないが、動くことを優先させた。今後、改良ができれば報告する。