国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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netcdf-c-4.8.1とnetcdf-fortran-4.5.3のインストール

WRFをコンパイルするために、できるだけ最新のnetcdfを
同じPATHにインストールする必要があった。

前提として、Centos7もしくはCentos8で、

dnf install epel-release
dnf install netcdf
dnf install netcdf-fortran

がインストールされている状況であることを記載しておく。
もっと最新のものをいれたいが、HDF5,zlib,szip,jpeglibは
既存のものを使うという前提がここにはある。上記のインストール時に
HDFなどは一緒にインストールされる。

ソースプログラムを以下のURLからダウンロード
https://www.unidata.ucar.edu/software/netcdf/

netcdf-c-4.8.1 のインストール

インストール先を
/home/shimizus/INST_WRF/netcdf とする。

./configure --prefix=/home/shimizus/INST_WRF/netcdf

とし、 特に環境変数などの設定はしないで実行した。

make
make install

として、インストールが無事に成功した。

netcdf-fortran-4.5.3 のインストール

次にnetcdf-fortranをインストールする。既存の古いnetcdf-cを
読み込んでしまうと、バージョンが4.7.4以下のnetcdf-cだと
インストールができないので、以下の通りに環境変数を先程インストールした
最新のnetcdf-cを指定する必要がある。ここで忘れてはいけないのは、netcdf-cには
共有ライブラリーも含まれているので、LD_LIBRARY_PATHの追加もしておく必要がある。

setenv FC gfortran
setnev F77 gfortran
setenv LDFLAGS "-L/home/shimizus/INST_WRF/netcdf/lib"
setenv LIBS "-lnetcdf"
setenv CPPFLAGS "-I/home/shimizus/INST_WRF/netcdf/include"
setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:/home/shimizus/INST_WRF/netcdf/lib

上記設定後、

./configure --prefix=/home/shimizus/INST_WRF/netcdf
make
make install

として、netcdf-cとnetcdf-fortranを同じ場所にインストールした(WRFの仕様)