国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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あきる野市の被害調査結果(平成20年4月8日大雨)

東京都あきる野市養沢は、あきる野市の北西に位置し、北側に日の出山(902m)、南側には馬頭刈山があり、土砂崩れは、都道201号線沿いで発生した。この調査地域の地層は、秩父帯海沢層の砂岩及び砂岩泥岩互層が分布している地域である。

土砂災害被害の発生場所

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あきる野市養沢周辺の地質図

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土砂災害現場の状況

土砂崩れが発生した土砂崩れ現場は、地質が秩父帯海沢層の砂泥互層で砂岩優勢である。崩壊面の勾配は41°で、崩壊深は約2mである。すべり面は泥岩部が風化したものと考えられ、粘土質でかなりの水を含んでいた。砂岩部は、あまり風化していなかった。また近隣住民の話によると、崩壊発生時刻は4月8日6時頃とのことである。

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2008年4月8日大雨被害調査