千葉県勝浦市新官は、勝浦市の東側に位置し、この調査地域は、JR外房線勝浦駅から東に1.4?の港に面した斜面である。
この地域は、新生代新第三紀の地層が分布している。
岩盤崩落の発生場所
勝浦市新官周辺の地質図
岩盤崩落現場の状況
大雨により道路脇の法面で岩盤崩落が発生した。岩盤崩落が発生した現場の地層は、新生代新第三紀鮮新世〜第四紀更新世に堆積したと思われる勝浦層の泥勝ち砂質泥岩である。斜面勾配は約60°、崩壊深は1 m以下であった。岩盤の一部を構成するシルト岩が風化に弱く(節理面は黒色化している)、弱面になったと思われる。崩壊発生時刻は6月22日午後である。