国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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川崎市の被害調査結果(平成20年4月8日大雨)

神奈川県川崎市多摩区西生田は、多摩区の南西側に位置し、今回の調査地域は、小田急線読売ランド前から南に100mほど行った駐車場に隣接した工事現場の西斜面である。この地域の地層は新生代鮮新世から更新世の地層が分布している。

土砂災害被害の発生場所

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川崎市多摩区西生田周辺の地質図

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土砂災害現場の状況

土砂崩れが発生した現場は、工事中の斜面の一部である。火山灰を含む泥層で、目視による推定で、崩壊地の勾配40°,崩壊深約1m 崩壊幅約7m,崩壊長約8mである。近隣の住民の話では、4月8日の午前7:00頃に亀裂が入り、午前7:30頃にケヤキの木が強風により倒れ、周辺の土砂も流れたとのことである。
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2008年4月8日大雨被害調査