斜面崩壊の発生場所
八王子初沢町周辺の地質図
土石流(土砂流)と斜面崩壊現場の状況
大雨によって、丘陵内の小流域に土石流(土砂流)が発生した。土石流の流路脇の数箇所で斜面崩壊が発生し、その中の1カ所は民家の前であった。流域の出口では、流下した土砂により乗用車や車庫が流され、最大約1.5mの土砂が堆積した。
近所の住人によると、当日は雷がすごく、28日23:10頃、きしむような音がして、乗用車2台と車庫が 一気に流され、すぐに消防に連絡した。その10分後、再度の土石流が来て、自宅の車が埋まり、駄目になった。また、大雨の時に道路の側溝が水であふれることはよくあり、土石流は30年くらい前にも発生したようである。
写真は上流から順に並べている。
流路脇の崩壊−右岸側斜面(写真右)からの崩土が左岸斜面にぶつかる
崩壊面の土層の粒度分析結果
粘土(〜8φ)12.7 %、シルト(8〜4φ) 21.3 %、砂(4〜-1φ)50.5 %、礫(-1φ〜)15.5 %