国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門
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八王子市川町 斜面崩壊による住宅倒壊

斜面崩壊の発生場所

八王子市川町.jpg

八王子市川町周辺の地質図



斜面崩壊と住宅倒壊現場の状況

勾配19.3°の緩傾斜斜面で崩壊が発生し、その崩土によって斜面直下の民家が倒壊した。斜面の土層は極めて粘土質でかなりの水を含んでいたと推定された。斜面に樹木はなく、伐採されたものと思われる。崩壊地の滑落崖と尾根との間には、伐採斜面の両端近くまで伸びる小崖があり、伐採斜面全体が不安定である可能性が考えられる。
近隣住民の話によると、自治会から、倒壊前に避難の指示があった。29日夜中1:00頃に避難先に家屋倒壊の連絡があった。また、昨年8月に斜面にクラックを発見していた。



崩壊形状

倒壊住宅

倒壊住宅と土砂流出


2008年8月28日〜29日関東地方の大雨