斜面崩壊の発生場所
八王子市川町周辺の地質図
斜面崩壊と住宅倒壊現場の状況
勾配19.3°の緩傾斜斜面で崩壊が発生し、その崩土によって斜面直下の民家が倒壊した。斜面の土層は極めて粘土質でかなりの水を含んでいたと推定された。斜面に樹木はなく、伐採されたものと思われる。崩壊地の滑落崖と尾根との間には、伐採斜面の両端近くまで伸びる小崖があり、伐採斜面全体が不安定である可能性が考えられる。
近隣住民の話によると、自治会から、倒壊前に避難の指示があった。29日夜中1:00頃に避難先に家屋倒壊の連絡があった。また、昨年8月に斜面にクラックを発見していた。